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ご挨拶

さいたまの皆さん、こんにちは。この度、大宮駅西口から徒歩4分の「竹並クリニック」を引き継ぎ、「さいたま胃腸クリニック」を開くことになりました篠崎 大(しのざき まさる)です。どうぞよろしくお願いいたします。

さいたま胃腸クリニックでは、胃腸内科・内視鏡内科・炎症性腸疾患内科に強みを持ち、皆さんに寄り添い、ワンランク上の診療を目指していきたいと考えております。

一部をご紹介します。内視鏡は上部内視鏡(胃カメラ)と大腸内視鏡(大腸カメラ)を行っています。上部内視鏡では、ご希望の方には鼻からの胃カメラも可能で、特にのどが敏感な方には好評です。大腸カメラは、検査を受ける方にあった挿入法でなるべく苦痛が少ないように心掛けています。検査にあたり、つらくないように工夫していますが、それでも不安なかた、敏感な方などにはお薬で、少しウトウトするようにして検査をすることもできます。もちろん、楽に検査をすることだけでなく、しっかりと観察し、きちんと病変を見つけ出すことがなにより重要です。

また私は約30年前から炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)を専門とし、研究や診療をまとめて論文や学会発表をしてきました。また厚生労働省の難治性腸管障害調査研究班の研究協力者として診療指針などの作成にかかわってきましたし、NPO法人日本炎症性腸疾患協会の理事として活動し、患者さんのQOL(生活の質)を向上するための取り組みを進めてきました。このような活動を通じて、日本をリードする先生方とのネットワークを通じ、エビデンスやコンセンサスに基づいた最先端の炎症性腸疾患治療を多くの患者さんにお届けできればと思います。

この他にも、逆流性食道炎・ヘリコバクターピロリ胃炎・肝機能障害・胆石症などの消化器内科診療や高血圧症・高脂血症・糖尿病といった生活習慣病などの内科疾患も診察しておりますし、インフルエンザなどの予防接種や定期健康診断などにも応じておりますので、お気軽にご相談ください。

院長 篠崎 大

略歴

  • 東京大学医学部医学科卒業
  • 東京大学医学部附属病院研修医
  • 日立総合病院
  • 東京大学医学部附属病院
  • 横浜市立市民病院
  • 東京大学医学部附属病院 助手
  • John Wayne Cancer Instituteにて研究従事
  • 東京大学医学部附属病院大腸・肛門外科 助手・特任講師
  • 大森赤十字病院 外科部長
  • 東京大学医科学研究所附属病院外科 准教授
  • さいたま胃腸クリニック 院長

私は東京大学を卒業後、附属病院などで研修を行い、茨城県の日立総合病院で一般的な病気についての研鑽を積み、東京大学に戻りました。主に大腸疾患、特に炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)を専門にして患者さんの診察や研究を行い、横浜市立市民病院でさらに多数の患者さんを診察しつつ、東大とは異なるアプローチでの診療を学びました。再び東大病院に戻り、今度は分子生物学の研究法を学ぶためカリフォルニア州サンタモニカのジョン・ウェインがん研究所に留学しました。帰国後は大森赤十字病院で部長を任され、今度は東大のもう一つの病院である東京大学医科学研究所附属病院で診療・教育・研究にあたってきました。2021年3月、全く同じというわけにはいきませんが、東大レベルの医療をさいたまの方々にお届けしたいと考え、さいたま胃腸クリニックを開設しました。なお、私のバックグラウンドは外科ですが、炎症性腸疾患を専門にしてからは、病気の特性から診療の中心は外来診察であり、外科でありながら80-90%は内科的な診療をしてきました。どうぞ安心しておかかりください。

資格等

  • 日本外科学会 専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 専門医・指導医
  • 日本消化器病学会 専門医・指導医・関東支部評議員・学術評議員
  • 日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医・関東支部評議員・学術評議員
  • 日本大腸肛門病学会 専門医・指導医・評議員
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本消化管学会 代議員
  • 障害者福祉法指定医(直腸障害・小腸障害)
  • 東京大学医科学研究所附属病院招聘講師

私の場合は消化器疾患を中心に診療しているため日本消化器病学会に所属し、専門医の試験に合格し、規定に定められた研修を行って5年ごとに専門医資格を更新しています。さらに関東支部や学会全体で評議員に加えていただき、日本の消化器病疾患の診療・研究に寄与するとともに今後の発展を図っていきたいと考えています。消化器内視鏡学会でも技術的な研鑽はもちろんのこと、画像の奥にある病態を理解し、これに対応した最適な治療を提供できるよう、日々考えております。

専門医が必ずしも名医ということでもありませんが、専門医になるとき、更新するときに、その時点で新しい知識を勉強することになりますので、ある程度以上の知識や経験を持ち、適宜その知識を更新する努力をしている医師であるのではないかと思います。

  • 博士(医学) 2001年 東京大学より授与
    「潰瘍性大腸炎を母地とした癌・dysplasiaにおける発癌リスクに関する臨床的・病理学的検討」

私の研究テーマの一つである炎症性腸疾患とその癌化についての論文です。潰瘍性大腸炎の患者さんが全体として大腸がんになり易いとされていますが、全員がなるわけではありません。どのような症状の人がなりやすいのか、あるいは内視鏡で採取した組織でどのような特徴があるとがんになり易いのかを調べたものです。

論文発表について

所属学会等(上記資格学会を除く)

  • American Society of Colon and Rectal Surgeons (米国大腸外科学会)
  • American Association for Cancer Research(米国癌学会)
  • European Society of Coloproctology(欧州大腸学会)
  • European Crohn's and Colitis Organisation(欧州炎症性腸疾患学会)
  • Crohn's and Colitis Foundation(米国炎症性腸疾患基金)
  • Asian Organization for Crohn's & Colitis(アジア炎症性腸疾患学会)
  • 日本炎症性腸疾患学会
  • 日本癌学会  等

私は資格を認定している学会だけに入っているわけではありません。日本や米国の癌学会に入り、がんの人たちの診療について、国の垣根を越えて新しい情報に触れられるようにしています。また、日本の炎症性腸疾患学会に加入しているとともに、米国・欧州・アジアの炎症性腸疾患組織にも参加してグローバルな視点でも炎症性腸疾患の診療を考えています。これは特に2020年からの新型コロナウイルス感染症(Covid-19)蔓延下における炎症性腸疾患やがんの治療について、様々な情報を得る上で大変役に立ちました。

社会活動

厚生労働省難治性腸管障害調査研究班 研究協力者

日本の専門家が集まって治療指針を作成します。これは統一的な治療法を示すことによって、全国の治療均てん化を図り治療成績を向上させようとするものです。また患者さんの治療改善を目的にして新しい臨床研究を進めています。

日本炎症性腸疾患協会(CCFJ) 理事・IBD news編集委員(前編集委員長)

CCFJは患者さんのQOL(生活の質)を向上させるためのNPO法人として設立されました。その機関紙であるIBD newsの編集長を務めていましたし、今回の新型コロナウイルス流行にあたっては炎症性腸疾患患者さんの不安を低減するために中心となって新たにホームページを作成しました。

IBD Club Jr.研究会世話人

この研究会は炎症性腸疾患に関する、最も歴史が長く、最も多くの参加者を集める研究会だと思われます。この研究会の世話人には歴代の厚生労働省研究班班長が入っており、炎症性腸疾患では広く知られた研究会をお世話してきました。

IBD Schola シニア運営委員

IBD Scholaは炎症性腸疾患に興味を持つ若手の医師を育てる会です。この会に加わわって、たくさんの若手の先生方に、さらに深く炎症性腸疾患を知っていただけるよう会を運営してきました。

IBD研究会・症例検討会の司会・座長  など

今では炎症性腸疾患をテーマにした研究会などがたくさんあります。その中で、講演したり、他の先生の講演の司会をしたり、特に診療に難渋した患者さんについては、その患者さんが特定できないように処理をして、専門家の先生を集めて正しい診断や最適な治療はどうなのか議論したりします。その議論をまとめ教訓を引き出すお手伝いをしています。

難病相談会 相談医師
難病講演会 講演医師

このように、私は自分で直接患者さんを診察するだけではなく、特に診療の難しい患者さんのQOL(生活の質)を向上させるような、疑似体験も豊富にあります。もし、もう少し治療で何とかならないか、とお考えであったらお気軽にご相談ください。今後ずっと当院に通院しなくても、お話を聞くだけでも大丈夫です。

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