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大腸内視鏡検査について

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸の中には便が大量に入っています。便がたくさん残っていると病変がそれに隠れて発見できないことがあります。このため、大量の水に溶かした下剤を飲み、便が残らないように大腸を洗っていただきます。
もし、ポリープや早期大腸がんが発見された場合には、その場でポリープ切除することがあります。当院では原則として、日帰りでポリープ切除をしています。また、食あたりなどの感染性腸炎や憩室・虚血性腸炎からの出血、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)なども内視鏡で診断できます。

逆に、明らかな形態異常がないのに下痢・便秘・腹痛などの症状が強い方は「過敏性腸症候群」との診断になります。したがって正式には、内視鏡検査なしで「過敏性腸症候群」の診断はできません。

このような症状の方にお勧めしています。
  • 便に血が混じる、拭いた紙に血が付く
  • 下痢
  • 便秘
  • おなかが張る
  • 便が細くなる
  • 貧血がある
  • 便潜血反応が陽性だった(1回でも陽性なら「陽性」と診断します)
  • 本人または血のつながった人に大腸がんや乳がん、子宮がんがある(多い)

検査の流れ

1. 予約のための受診

一度、受診をしてください。この時、今、内服している薬やサプリなどをお伝えください。薬によっては、前もって中止していただくことがあります。検査の説明をし、下剤をお渡しします。

2. 検査前日まで

お薬によっては、最大2週間前から中止していただくことがあります。
普段から便秘のひどい方は1週間程度前から下剤を開始する場合があります。
前日の食事は予約の時にお伝えするものでお願いします。水分は普段より多めにしてください。前日の下剤を渡された方は、指定の時刻にきちんと内服してください。

3. 検査当日

朝食・昼食を食べずに来院してください。水はなるべく飲んでください。血圧や心臓の薬をいつも朝、内服している方は、早朝(6-7時)に内服してください。糖尿病の薬や注射はお休みしてください。
お近くの方(クリニックまで1時間以内の方)は8時から、約2時間かけて当日の下剤を内服してください。クリニックから2時間程度かかる方は7時ころからでお願いします。
内服を開始して1時間程度経つと便が出ます。その後、5-10回程度排便があり、最終的に透明の水のようになったら終了です。
適宜、水分を補給しつつ、指定の時間までにクリニックにご来院ください。

4. 終了後の注意

鎮静剤(眠くなる薬)を使用した場合には、検査後1時間程度、クリニックで安静にしていただきます。また24時間後まで車の運転などは禁止です。
ポリープを切除した場合には2週間程度、アルコール類・刺激のある食べ物・脂肪分の多い食べ物・激しい運動はお控えください。また、飛行機の搭乗は禁止されています。

5. 病理検査結果

約1週間後に結果が出ますので、早めに聞きたい方は、結果が出ているかどうか受診前に電話で確認してください。連休や長期の休みでなければ2週間あれば結果が出ていますので、確認なしで受診しても大丈夫です。

費用の目安

観察のみ 1割負担 2,500円前後
3割負担 7,500円前後
観察+
病理組織検査
1割負担 3,000~5,000円前後
3割負担 10,000~16,000円前後
大腸内視鏡ポリープ手術 1割負担 7,000~10,000円前後
3割負担 20,000~30,000円前後

さいたま胃腸クリニック 内視鏡検査の強み

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